バイナリーオプションのシグナルツールは実際に勝てるのか?信憑性を徹底解説!
にの君です。
バイナリーオプションでは、時には難しい相場を読んで
トレードしなければならない局面もあります。
初心者ならば、日々変わる相場の傾向を
読み切るのは中々難しいことでしょう。
そんな中、シグナルツールというものが
世間では持てはやされています。
「勝率9割!」などという触れ込みで、
ただ発信されるシグナル通りにトレードすれば
抜群の結果が得られるという代物です。
言われた通りにするだけで儲かるのですから、
簡単にもほどがありますね。笑
しかし本当にシグナルに従うだけで、
実際に勝てるようになるのでしょうか?
疑問に思われる方も多いと思います。
この記事を読むことで
「シグナルツールは果たして有効な手段なのか?」
ということがハッキリ分かることでしょう。
高勝率シグナルツールはチャンスに乏しい
ネットを見渡してみると、95%を超えて
ほぼ100%に近い勝率を謳う有料シグナルツールが
沢山出回っています。
中には100%を謳ってしまっているものも…。笑
さすがにどんな初心者でも100%と聞いたら、
「これ、なんだか怪しいな…」と思うハズですね。
どんな業者も自商品は大袈裟に言いたいものでしょう。
しかし100%だとあまりにも大袈裟すぎて、
「そこまで言うんだったら何かしら根拠があるのか…?」
とすら思えてきます。
バイナリーオプションの勝率を上げる要素には
こういったものがあります。
- 複数のテクニカル手法を使う
- 勝ちやすい時間帯に絞る
テクニカルツールはどれも絶対ではありません。
トレンド系やオシレーター系を組み合わせて、
より確実なポイントを決めるべきです。
そしてそれぞれの通貨ペアには、
勝ちやすい時間帯があります。
これを見極めることでさらに
勝率を上げていくのです。
しかしこの2つには共通した大きな欠点が
あることをご存知でしょうか?
それは圧倒的にエントリー機会が減ることです。
勝率100%のシグナルツール、
ここまで圧倒的な勝率を達成するには
圧倒的にエントリーを絞る必要があります。
徹底的に
「確実なチャンス」
を狙う訳ですから良くて1日1回、
最悪1回も来ないことも…。
いつ来るか分からないシグナルを
あなたはずっと待っていられるでしょうか?
完全無職だとしても人間なら睡眠は取らなきゃいけないので
24時間待機は絶対無理でしょうね。笑
夜中の2時や3時に何らかのシグナル通知が鳴って、
飛び起きたとしても間に合わないかもしれません。
そもそも毎日熟睡できない
というデメリットはイタいですね。
外出中でシグナルを待つ場合、
スマホからの利用が主でしょう。
しかし24時間バイナリーオプションのことを
考えるのは正直疲れるでしょう。
私もそんな生活はとても続ける自信はありません。笑
ですから、とんでもなく高い勝率を
達成しているシグナルツールでも、
利用者がその都度しっかり反応できなければダメなのです。
シグナルツールは時間帯で勝率がバラける
バイナリーオプションのシグナルツール販売者が
その勝率を証明する時、過去データをバーンと提示して
「ほらほら、どうでしょ?」
と見せつけていますよね。
現にデータが出ているのですから、このツール通りにやれば、
誰でも同じ再現度で同じ勝率が達成できそうです。
しかし不思議なことに、利用者ごとに
それぞれ勝率がバラけてしまうんです。
これは何故かと言うと、トレードしている時間帯が違うからです。
先ほどの勝率100%のツールは極端な例です。
実際出回っているシグナルツールは
毎時間、何かしらのシグナルは来ますからね。
毎晩、仕事から帰宅してバイナリーオプションを
やっている人がいるとします。
しかし20~22時でやるかもしれないし、
22~24時の時間帯にやるかと、ほんの少しの差があります。
ニューヨーク市場は22時(サマータイム21時)に開きますから、
22~24時は三大市場の一つロンドン市場と重なってきますね。
これだけの大きい市場だったら、ドル(USD)やポンド(GBP)以外の
通貨ペアにも影響を与えてきますよ。
こうなったらもう20~22時とは全然違う相場状況だと考えて良いです。
シグナルツールは24時間全期間の累計勝率を
出していますが、よくよく見ていくと外しがちな時間帯があったりします。
各シグナルツールが主としているテクニカル分析手法は
それぞれ違うので、不得意な局面、時間帯というのは必ずあります。
ですから、人によっては
- 「シグナル通りにやってるのに全然勝てないじゃないか!」
- 「期待していた勝率には程遠い…やっぱり詐欺だったのかな?」
などという中々、悲しい状況になってしまうんですね。
シグナルツールは裁量が混じりやすい
バイナリーオプションのトレード手法には大きく分けて3つあります。
- 裁量トレード
- システムトレード
- 自動売買
裁量トレードは自分で分析して、
自分の裁量でエントリーするものです。
その手段としてテクニカル分析や
ファンダメンタルズ分析があります。
システムトレードはその分析の一切を
機械に任せるもので、シグナルツールもここに該当します。
機械に任せると言っても、自動売買とは少し異なってきます。
なぜならそのシグナル通りにエントリーするかしないか、
最終的に決めるのは人間だからです。
システムトレードと言っても裁量の余地は含まれているんですね。
対して自動売買は完全に機械任せです。
人間の裁量が含まれる余地も無いですし、
さらに24時間動いてくれるという特徴もあります。
こう考えてみると、シグナルツールでのシステムトレードは
中々に中途半端な位置付けだと言えますね。
シグナルツールが決めたエントリーポイントって、
自分の根拠で決めたポイントじゃないじゃないですか。
せめて
- 「シグナルが出たら絶対に信じてエントリーする!」
- 「24時間とは言わないまでも、できるだけ沢山のシグナルに対応する!」
と言った覚悟は必要になるかもしれませんね。
でもこれって、よく考えてみたら自動売買をすれば
事足りる話になりますよね。笑
バイナリーオプションで勝ちたいのならば、
「自分の裁量に徹する!」
「シグナルを盲目的に信じる!」
といった一貫した覚悟は必要になってくるのでしょう。
まとめ
シグナルツールを用いてのバイナリーオプション(システムトレード)は、
全く勝てない!という訳では無さそうです。
しかしトレードの時間帯の問題や、どうしても
人間の裁量が含まれてしまう…という問題も見えてきました。
そしてさらに、「自動売買の下位互換である」という
悲しい現実さえも見えてきてしまいましたね。
自動売買でシグナルツールの欠点が補えてしまう以上、これは
「使えないツール」と言ってしまっても仕方無いでしょう。
何事にも中途半端というのが一番悪いです。
裁量トレードもしくは自動売買の方が、ある意味
一貫したトレード手法ではあります。
そこをしっかり確立させておけば、
バイナリーオプションで安定して稼げる可能性があります。
※安定した収入のためには、そもそも60%くらいの勝率で十分なのです。
結論としては、
「シグナルツールは万能のツールとはかけ離れた存在」
と言えそうです。